福島県いわき市常磐上湯長谷町長倉所在の、いわき烏舘不動尊は西暦2011年3月11日に東北地方を震源地とする東日本大震災が起こり甚大な被害を蒙りました。

沿岸部はそれに追い討ちを駆ける様に津波の被害で壊滅的被害を受けました。特に福島県は原発事故による被害は著しく言語を絶する程の被害を受けました

又、それに伴う風評被害で原発周辺は勿論のこと原発被害を受けていない地域でも、福島県全体に対して日本は元より世界中から敬遠さられる様になりました。

あれから今年で10年の歳月が過ぎ、その間、日本人は言うに及ばず世界中の人々から敬遠されるのと同時にご支援お心を頂き、国を挙げて復興に取り組んで来た結果、ライフラインを初めインフラ整備が進み、ほぼ震災前までの状態に復興致しました。

しかし10年が過ぎても、いわき烏館不動尊は震災の被害から未だ復興が出来ていません。

歴史ある、いわき烏舘不動尊は地域の人々の心の支えであり魂の拠り所であった烏舘不動尊の御堂までの参道は震災の被害で数ヵ所に及ぶ倒木で、この10年間、参拝が出来ず、御堂も無残な状態で放置されたままでございます。

このまま放置していてはいけないと決意し、烏舘不動尊の再生の為に社団法人を設立するに至りました。

震災が原因で、その昔、不治の眼病が完治したと言う伝説の奇跡の湧き水が枯れてしまいました。

しかし震災後10年の節目の年に再び湧き水が湧き出て来たという言う奇跡が起きました。

正に烏舘不動尊の神通力としか思えない出来事でございました。

悠久の年月を重ねた烏舘不動尊をこのまま消滅させてはいけません。

当社団法人は烏舘不動尊を日本危機遺産と考えております。

一刻も早く危機遺産から脱却を目指して邁進してまいります。

先人が護り遺してきた遺産を受け継いで行かなければなりません。

それが先祖に対する努めであり責任でもあります。

伝統を後世に伝承して行く事が残された者の義務であると心得ます。

どうか皆様のご助力とお心を頂き必ずや再生、復活、復興させて行きます。

正に心の復興をスローガンに邁進して参ります所存でございます。謹んでお願い申し上げます。

合掌